尿酸値とは
「健康診断で、尿酸値が高いって検査にひっかかったけど…尿酸値って何?」
尿酸値とは、血液中にある尿酸の量です。通常は3〜7mg/dlが正常値と
されています。尿酸とは、プリン体と呼ばれる食品に含まれる物質が
分解されてできます。通常、摂取したプリン体は分解されて尿で排出
されますが、多量摂取などが原因で排出し切れなかった尿酸が血液中に
残ってしまいます。その数値を調べたものが尿酸値といいます。
尿酸値とは、尿検査ではなく血液検査で調べられます。
この排出し切れなかった尿酸が多く残ると…つまり尿酸値が高いと、結晶化して関節部分などに溜まりだし、それが原因で痛風という病気をひきおこします。
痛風という病気一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
悪化してくると関節などに激痛を伴う病気で、治癒にはかなりの時間が
かかります。
では、高い尿酸値を下げるもしくは高くしないために予防するには
どうしたら良いのでしょうか。
まず第一に、プリン体の多い食品を避けること。
ビール、あんきも、レバー、煮干、エビ、カニ、干物、大豆製品などが
含有量が多いとされています。酒飲みに痛風患者が多いと言われる原因とは、
ビールとおつまみが関係していると思われます。おつまみには、プリン体を
多く含んだものが多いのです。
次に、排尿を促すこと。
排尿の回数が多ければ多いほど、尿酸が体内から排出される機会が増えます。
水分を良く取り、排尿の回数を増やしましょう。
もちろん、尿酸値を高くしない予防とは別に、尿酸値の項目にひっかかって
しまった時点で、病院へ検査に行きましょう。病院できちんとした診断を
受けてください。