尿酸値を改善しよう

尿酸値を改善しよう

「尿酸値が高いといわれたが、何のことやら。」
「特に体に異常はないし、大丈夫だろう。」

そんな考えを抱きそうですが、高尿酸値は決して放置すること無く
改善するようにしてください。

尿酸値というのは、血液中の尿酸濃度のことです。
よくビールなどで「プリン体○%カット」と書かれているのを
見かけますよね。この「プリン体」が尿酸の大元です。
スイーツのプリンではありません。

プリン体は、ほとんどの動植物に多かれ少なかれ含まれており、
人間も例外ではありません。

食品で摂取するプリン体以外に、体の中の役目を終えた古い細胞からも
プリン体は作り出されます。このプリン体が腎臓で分解されて、
尿酸ができます。

通常は、尿酸は尿に含まれて排泄されますが、尿酸が何らかの原因で
排泄しなくなったり、大量に作られてしまい、原因が改善されずそのまま
血液中で飽和状態になっている、これが尿酸値が高いという状態です。

尿酸値が高い原因は主に、アルコールの多量摂取、プリン体含有量の
多いものの多量摂取、ストレス、肥満などがあります。それ以外にも、
持病の薬や元々の体質で、尿酸が過剰に作られてしまっていたり、
尿酸が排泄しにくかったりとさまざまです。

原因が何かは、きちんと診察を受けなければわかりません。

そのまま尿酸値が高いのを改善せずに放置すると、今は大丈夫でも
何年か先に痛風などを引き起こす可能性が高いのです。

素人判断で、「大丈夫だろう。」と思うのではなく、尿酸値が高いと
言われた場合は必ず再検査を受け、食事改善、アルコールを控える、
ストレス解消、肥満解消など、生活を改善するようにしましょう。