尿酸値を下げる治療

尿酸値を下げる治療

痛風の原因でもある高尿酸血症。
尿酸値を下げる治療はどのように行っていくものなのでしょうか。

痛風や結石など症状が既に発症している場合は、そちらを優先して治療してから
尿酸値を下げる治療にとりかかります。

まず、精密検査を行い何故尿酸値が高いのか原因型を調べます。
尿酸の生産過剰型か、尿酸の排泄低下型か、両方ともが原因の複合型か。

この原因型により、尿酸降下薬の種類が決定され、投薬治療を行います。
この薬は飲み続けることになります。もちろん、尿酸値の数値によっては
投薬治療を行わない場合もあります。

投薬治療と平行して行われるのは、食事改善、生活改善、水分補給などの指導です。
尿酸値が高い原因となりうる、プリン体が多い食べ物やアルコールなどを
なるべく摂らないようにしたり、ストレスを気を付けたり、肥満気味の場合減量したり、
軽い運動をするようにしたり、1日2Lの水分補給をするようにしたりして、尿酸値を
コントロールするようにしていきます。

このように、投薬治療といろいろな指導で尿酸値を下げる治療を行っていきます。

尿酸値が正常値より高いのに、治療も受けずに放置することはしないように
してください。

自覚症状がなくとも、尿酸値が高い状況が何年も続くと、確実に痛風のほか、
腎障害、尿路結石などの合併症が進行していくのです。

治療や生活改善を行わない状態で過ごしても、尿酸値は自然に下がる事はありません。
このような病気の発病を防ぐためにも、治療はきちんと受けるようにしましょう。

痛風は、本当に痛くて辛いですから・・・。