献血と尿酸値

献血と尿酸値

献血をすると、自分の血液の状態について通知をしてもらえます。献血で人のお役に立つついでに、健康管理に役立つ情報が得られるこのシステム、なかなか良くできていますよね。

ただし、その項目は血中のアルブミンやコレステロールなど一部の項目に限られており、残念ながら尿酸値は含まれていません。もっとも通知項目は見直されることもあり、実際平成21年からグリコアルブミンという血糖値の変化を表す項目が追加されましので、いずれ尿酸値も・・・と期待の持てるところではありますね。

一方、献血といえばもうひとつ気になるのが、「私は尿酸値が高いんだけど、献血できるの?」という点です。献血は街角で気軽に参加できるボランティアですが、実は献血ができない条件というのはかなりたくさんあり、断られてしまうこともしばしばあるようです。

献血ができない条件は、主に「血液の安全性への配慮」と「献血する当人の体調への配慮」の2つに分けられるのですが、尿酸値が高い場合は前者の点が気になりますね。

尿酸値が高い、というだけでNGだったという話は聞きませんが、尿酸値をコントロールする薬を服用していると、「せっかくですが・・・」と断られてしまうことがあるそうです。薬を飲んだタイミングにもよるそうですが、ボランティア精神が空振りに終わる可能性は、ある程度覚悟しておいた方がいいかもしれません。

もちろん、これは他の様々な疾病の薬でも有りうることです。ただ、ビタミン剤や一般的な胃腸薬などの場合は、OKだったりするそうです。