尿酸値を下げる食事

尿酸値を下げる食事

「健康診断で尿酸値が高いと注意を受けたので、食事改善をしたいんだけど
尿酸値を下げる食事ってどんなものかな?」

まず、尿酸値について説明します。
尿酸値は、血液中の尿酸の値を示したもので、尿酸は体の古くなった細胞や
食品などから摂取されるプリン体から生成されます。

血液中に尿酸は、通常尿によって大半は排泄されますが、排泄し切れなかった尿酸が
7mg/dlつまり1dl中に7mgまでしか溶けないので、7mg/dlをオーバーした尿酸が
結晶化して関節などに溜まりはじめます。結晶化した尿酸が大量に蓄積されると、
痛風や結石などの発病の原因となります。

尿酸値を下げる食事と言うのは、つまり「尿酸となるプリン体を控える食事」
「尿酸を排泄するように促す食事」といえます。

まず、控える食事ですが、
豚・鶏・牛のレバーや砂肝、白子・アンキモなど内臓系
煮干、かつおぶし、アジ・スルメなどの干物類
ビール・紹興酒などの酒類が、プリン体が多く含まれている食べ物です。

これらのプリン体の含有量が高いものを避けるようにしましょう。
それ以外にプリン体は水溶性ですので、茹でて食べるようにするなど
調理で気を使う事もできます。

次に、排泄するように促す食事は主にアルカリ食品です。アルカリ食品を
食事に盛り込むようにしましょう。

アルカリ食品というのは、尿をアルカリ性にするもので、アルカリ性の尿には
尿酸が溶け出しやすいのです。つまり、尿と一緒に尿酸が排出されやすくなり
血中の尿酸濃度を下げる事ができるのです。

ひじき、わかめ、こんぶなど海藻類
ごぼう、にんじん、サトイモなど野菜類
バナナ、メロンなど果物類

などをなるべく摂るように心がけましょう。

酸性食品は、プリン体含有量が高いものが多いので尿酸値が高い原因になりえます。

尿酸値が高い原因はさまざまですので、食事だけで下げることは難しいかも
しれませんが食事を注意することも大切なのです。