プロテインと尿酸値
ウェイトトレーニングなど、激しい運動を行う人の体作りに活用されているプロテイン。最近ではプロのアスリートに限らず、趣味で運動をしている人の中にもプロテイン愛用者が増えています。「運動＝プロテイン」というイメージも、すっかり巷に根付いた感がありますね。
しかし、尿酸値が高い人にとっては、このプロテインの摂取も気になるところです。「尿酸の素となるプリン体が多く含まれているのでは？」「腎臓を疲弊させて、尿酸値を上げてしまうかも・・・」と心配されるようです。
従来、尿酸値が高い場合はプリン体を含む食品の摂取が厳しく制限されてきたのですが、最近では食品由来のプリン体が尿酸値に与える影響はそれほど大きくないと考えられるようになってきています。1日のプリン体摂取量としては、400mgが基準です。
プロテインも成分によっては、やはりプリン体を増加させると考えられていますので、尿酸値が高い方はお使いのプロテインについて調べておくと良いでしょう。現在市販されているプロテインの多くは大豆由来か牛乳由来のものですが、プリン体をほとんど含んでいない商品もあるようです。
ただし、プリン体が僅かしか含まれない商品であっても、当然ながら摂り過ぎは禁物です。タンパク質を摂り過ぎると血液中の老廃物が増えて、腎臓に負担をかけてしまいます。また激しい運動はそれそのものが尿酸値を上げてしまいますので、その点も注意が必要でしょう。
いずれにしろ医師と相談の上で、利用されることをお勧めします。