尿酸値とアルコールの関係
「何故アルコールを摂取すると、尿酸値が高い値になるのか。」
「尿酸値が高い原因はアルコールにあるの?」
一概に尿酸値が高い原因がアルコールに全てあるとはいえませんが、
アルコールは、尿酸を作り出すプリン体の含有量が多い上に、
尿酸を作るのを促し、アルコールが分解された際に発生される
二日酔いなどの原因のアセトアルデヒドという成分が尿酸の排泄を妨げ、
また利尿作用もあるので、体内の水分を過剰に排泄、尿酸値の血中濃度が
高くなります。アルコールは尿酸値を増やす原因になりうることはたしかです。
最近はプリン体カットのビールなどが見受けられるようになりましたが、
プリン体カットのアルコールを選べば安全というわけではなく、
アルコール自体が尿酸値が高い原因となりうるので、量を控え、
週に何日か休肝日を儲けるようにしたほうがよいでしょう。
更にアルコールを飲むときのおつまみなど食べ物を一緒に摂取すると
思いますが、このおつまみなどに良く出される、スルメ、白子、
アンキモなど魚介類の干物・内臓系もプリン体含有量が高いです。
アルコール類以外にも、こういったおつまみなどにも注意が必要です。
尿酸値を下げるには、食事改善・ストレス解消・肥満解消・
過度な運動をしない(適度な運動は積極的に行う)・水分を充分に
摂取することが大切です。
アルコールは水分だからと、大量に飲まないようにしましょう。
誰のためでもない、あなたご自身とご家族のために、尿酸値を下げて
痛風や結石などの病気の危険から回避しましょう。