血液検査で尿酸値を測る
痛風発作の原因でもある、高い尿酸値。気になる方も多いのではないでしょうか。
尿酸値は健康診断などで、血液検査を行うことで測定します。
尿酸は、体内の不要になった細胞から作り出されたり、
食事によって摂取されたプリン体が分解して作られ、通常は尿や汗と一緒に排泄されます。
尿酸は排泄までの過程で血液中を通るので、尿酸値を血液検査で測ることができます。
「血液検査の結果高い尿酸値が測定された!」と慌てないでください。
実は尿酸値は、増減が激しい数値でもあります。
尿酸値が高いと結果がでた血液検査は、午前中に受けていたり、
血液検査の前に運動などを行って、大量に汗をかいていたり、
前日にアルコールや食事を多量に取ったり、仕事などで忙しく
ストレスを貯めたりしませんでしたか?
この様な原因で、尿酸値は上昇します。
逆に、血液検査を夕方に受けていたり、水分補給を充分にしていたり、
前日食事をセーブしていたり、ゆっくりと休暇をとった後など、
尿酸値は下がります。
時間や、体調などで尿酸値は変化します。
まず、血液検査で高い尿酸値が出た時は、病院に再検査を受けにいきましょう。
病院では、数回血液検査を行います。日にちを変えて同じ時間帯に血液検査を行い、
その平均値を測ります。
平均値が極端に高い場合は痛風などの発病の原因となりうるので、
尿酸値を下げるための投薬治療や生活改善などを行っていく必要があります。
「尿酸値が高いから気をつける。」という考えではなく、
偏りがちな食事、アルコール摂取、ストレスなど、尿酸値が高く
ならないように食生活や生活を改善する必要もありそうです。