尿酸値を下げる治療は薬と生活改善

尿酸値を下げる治療は薬と生活改善

「健康診断で尿酸値が高いと言われたので病院へ行こうと思うんだけど
どんな治療を受けるの?」

病院に行くとなると、治療内容や金銭面など、いろいろな不安がありますよね。

まず尿酸値が高い場合、特に8mg/dl以上の高尿酸血症の場合、
血液検査、心電図など尿酸代謝に関する精密検査を行います。

どんな原因で尿酸値が高いのか、などを調べ、どう治療するかを決めていきます。

基本的に、尿酸値を下げるには薬を飲んだり、生活改善で行います。
薬も尿酸値が高い原因により、変わってきます。尿酸は、体内の古い細胞が
分解されてできたり、食品によって摂取されたプリン体が分解されてできます。

尿酸の排泄が低い場合、尿酸が体内で作られすぎる場合、このどちらにも
当てはまる場合など、それぞれの症状にあわせて、尿酸の排泄を促す薬、
尿酸が作られすぎないよう抑える薬、尿酸を尿に溶け出しやすくする薬など
さまざまな薬から選択されます。

生活改善面では、食生活・運動・ストレス・肥満解消・水分補給などの
指導が行われます。

食事
プリン体の多いものを多量摂取しない、アルコールを控える。

運動
過度なトレーニングなどは控え、ウォーキングなどの軽度のものにする。

尿酸値によっては、薬は使わずに、生活改善だけで尿酸値を下げるように
する場合もあります。

尿酸値が高いと、痛風や結石、心筋梗塞、脳卒中などさまざまな病気を
引き起こす原因になりうる可能性があります。

初めて受ける治療は不安かもしれませんが、自分の体のために第一歩を
踏み出しましょう。