尿酸値を下げる〜お茶の利用〜
尿酸はその名の通り尿中に排出される成分ですから、尿酸値を下げるには尿の量を増やすことが大切です。尿の量が減ると、血中の尿酸値が上昇し、痛風の発作が起きやすくなると言われています。特に暑い中での運動や作業は、体が脱水気味になって尿の量が減りますので、水分補給を忘れないようにしましょう。
尿酸値を下げる為に勧められている基本的な水分量は、一日2リットル以上です。ジュースや清涼飲料水ではカロリー過多となる可能性がありますので、水やお茶など糖分を含まないものが良いとされています。
ただし、お茶も大量に摂る場合はカフェインの影響が気になります。覚醒効果や防臭効果など、たくさんのすばらしい効用を持つカフェインですが、摂り過ぎると様々な弊害が出ることもあります。胃が荒れるだけでなく、不安感や焦燥感、イライラといった精神的な症状が見られるケースもあるそうですので、ご注意ください。
お茶の中でも麦茶などはカフェインを含みませんので、その点安心です。尿酸値を下げるには、こうしたノンカフェインのお茶でお気に入りを見つけて、利用すると良いですね。ドクダミ茶はノンカフェインですが、利尿作用に優れているので尿が増えて良いと言われています。
ちなみにコーヒーについては、「日に4杯以上飲むと痛風の発作リスクを低減する」という研究結果が出ているそうです。コーヒーの何らかの成分に、痛風発作を抑える働きがあるようです。
尿酸値を下げる作用までは認められていませんし、カフェインの影響も気になるところですが、つらい痛風の予防になるのは嬉しいですね。